- すべてはここから始まった!乳児の脂漏性湿疹
- 「脂漏性湿疹」我が子の場合はこうでした!
- 脂漏性湿疹 私のやった対策
- まとめ
- 乳児湿疹からアトピー性皮膚炎に!兼業主婦子とチビ姫(次女)奮闘記の始まりはここからだった
- 乳児湿疹とは何?
- 乳児湿疹対策 私たちは何をしてあげられる?
- 乳児湿疹 病院で処方された薬
- まとめ
- 始まりは生後2か月の乳児湿疹からだった!
- アトピー性皮膚炎とは?
- どんな子がアトピー性皮膚炎になりやすいの?
- アトピー性皮膚炎は日頃のケアが大切
- 我が家の乳児湿疹格闘記
- 乳児湿疹が悪化した!病院で教えてもらったお風呂の入り方
- 乳児湿疹が悪化してから病院で処方された薬
- ステロイド薬の使い方 我が子0歳の場合
- まとめ
- 病院の先生から勧められたかきむしり対策グッズを購入しました!
- 病院で勧められた乳児湿疹掻きむしり対策グッズ
- かきむしり対策グッズ購入 その後の経過
- まとめ
- 生後6か月 いよいよ血液検査の時がやってきた!
- チビ姫ちゃんの現在の乳児湿疹の状態
- アトピーやアレルギーの検査は血液検査で行った
- 赤ちゃんの採血に ママ 凍り付く
- 今回の診察で処方された薬
- まとめ
すべてはここから始まった!乳児の脂漏性湿疹
脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)ってご存知ですか?
うちのチビ姫ちゃん(当時0歳)が病院で「ああ…脂漏性湿疹ですね。」と言われた時、「それは一体何ですか?」と聞き返してしまいました。
私は初めて聞いたのですが、実は乳児には多く見られる症状のようです。
そんな脂漏性湿疹の事を必死で調べた結果をご報告します。
最初にいっておきますが、必ず良くなるのでご安心くださいね。

今はもうすっかり良くなったよ!(現在3歳)
「脂漏性湿疹」我が子の場合はこうでした!
乳幼児の中で多く見られるのが「脂漏性湿疹」です。
生後4か月頃までに現れやすく、顔面と頭部にかさぶたのようなものやフケのようなものが出てきます。
我が家の2人の子どもたちも、程度は違えど出ていました。
大姫様(4)はそんなに気にするほどでもない程度でしたが、チビ姫ちゃん(0)は眉毛のあたりから頭のてっぺんまでびっしり。
説明通りかさぶたのように出ました。
剥がそうと思えば剥がれるのですが、特に頭の脂漏性湿疹の場合はかさぶたと共に髪の毛もゴッソリ取れてしまい、このまま髪の毛が生えてこないのではないかと心配しました。
脂漏性湿疹とは?
乳児湿疹で低月齢のころに脂分の分泌が多い場所に見られる湿疹には、「脂漏性湿疹(しろうせい しっしん)」という名前がつきます。
他には生後2~3カ月ごろになると、乾燥によってできる湿疹もります。
また、ガーゼなどでふきすぎると口の周りがカサついて赤くなり湿疹が出ることもあります。
低月齢のころのこうした湿疹が、アトピー性皮膚炎かどうかは、少し様子を見ないと判断できないこともありますが、心配であれば病院で検査をしてもらうとよいでしょう。
「何が原因の湿疹か」で対処法がかわってきますので、症状が長引く場合はまず原因をつきとめてみましょう。
脂漏性湿疹の原因
実はこの脂漏性湿疹はかゆみはほとんどありませんが、炎症を起こすと赤く腫れあがったり、患部がじゅくじゅくしたりすることもあります。
原因として考えられるのは、お母さんからの女性ホルモンの影響で、皮脂の分泌の多い新生児では、過剰分泌された皮脂が肌表面や毛穴に溜まってしまうことが多く、それが乾燥してかさぶたのようになるということです。
他にも、外からの刺激や汚れによって炎症を起こす場合や、赤ちゃんが触ったりひっかいたりすることで悪化することもあります。
脂漏性湿疹 私のやった対策
本人はそうではなくても、見ているとなんだか痛々しい脂漏性湿疹。
病院の先生の指導の下、私がやってあげた対策は以下の3つです。
脂漏性湿疹の対処法
無添加石けんで頭を洗う
無理にはがさない
ミトンをつける
無添加せっけんで体を洗う
脂漏性湿疹対策脂漏性湿疹の対策としては、入浴時にしっかり洗い肌を清潔に保つことが一番です。
かさぶたがへばりついて取れにくい場合は、入浴前にベビーオイルやワセリンなどで患部をふやかしておくと取れやすくなります。
私は入浴しようと思った30分前に、赤ちゃんの頭にオイルをたっぷり塗ってタオルで巻き、その間にお風呂を沸かしていました。

病院の先生が、オイルを処方してくれました!ふやけて取れやすくなるんですよ!
そして、刺激の少ないシャンプーやボディーソープをたっぷり泡立ててやさしく洗います。
私はナイロンタオルなどは使用せず、手で洗っていました。
たとえばこのような、石鹸と水だけで作ったボディーソープを使うと刺激が少なくて済みます。
⇓無添加 泡で出てくるベビーせっけん
頭だけではなく、身体も全部これで洗います。
少しでも石けんが残っていると、それが発疹の原因になることもあるんです。
洗い終わった後は、しっかり泡を落としてあげてください。
お風呂上がりのケア
お風呂上りに湯冷まし、もしくは母乳をあげているのですが、その時にはかさぶたは充分ふやけて取れやすくなっています。
取れているものは取っていましたが、無理にはがしたりしないようにします。
毎日コツコツ続けるうちに、だんだんと減ってきます。
爪のケアをしっかり!
また、赤ちゃん自身が爪で患部を傷つけないよう、爪は丸く切りそろえ、掻きむしろうとするのであれば柔らかいミトンを付けてあげましょう。
amazonにはかわいいミトンがたくさん売っています。
肌に触れるものはこまめに清潔なものと交換し、清潔を保つ工夫をしておけば1週間もすれば状態は良くなっていきますよ。
まとめ
見た目はかゆそうでも、実はあまりかゆくないという事実が判明しただけでも安心しますよね。
「とにかく清潔にすること!」
それさえ気を付ければ脂漏性湿疹ならいずれ必ず治ります。
我が家のチビ姫ちゃんは、ケアを気合を入れてし始めて1週間ほどで改善の方向へ進みました。
今ではすっかり脂漏性湿疹はなくなりましたよ。
脂漏性湿疹よりも、私が苦戦したのは乳児湿疹のほうなんですよね…。
このことがきっかけで、私とチビ姫ちゃんの、長い闘病生活がはじまります。
その話は後日。
乳児湿疹からアトピー性皮膚炎に!兼業主婦子とチビ姫(次女)奮闘記の始まりはここからだった
前回、脂漏性湿疹と診断された我が子の体験談をお話ししました。
【アトピー奮闘記1】生後1か月 脂漏性湿疹でした
脂漏性湿疹の回復のめどが立って、ほっと一安心。
ところが…です。
まずはうちの子の画像を見てください。
チビ姫ちゃん(0)生後2か月の写真です。
見ていただきたいのは顔の赤みです。
これは「乳児湿疹(にゅうじしっしん)」と呼ばれるものです。
写真でもお分かりただけますが、ほっぺが特にひどい状態になっています。
乳児湿疹との初対面は生後1か月
乳児湿疹が出始めたのは生後1か月経ってからでした。
おでこを中心にポツポツ出始め、次第にそれがかさぶたのようになり(脂漏性湿疹)それがポロポロ剥がれてきました。
生後3か月には、おでこは少しのポツポツで済んでいますが、一番ひどいのはほっぺ。
ほっぺだと赤ちゃんは手が届いてしまうので、せっかく治りかけても傷をつけてしまいます。
痒いから掻いてしまうんです。
乳児湿疹と脂漏性湿疹W診断という打撃
病院に連れて行ったところ、「顔は乳児湿疹で、頭は脂漏性湿疹だわね。」と言われました。
脂漏性湿疹?なんじゃいそりゃ?
先生は涼しげな顔でおっしゃっていたので、おそらく、よくあることなのでしょう。
でも、聞きなれない病名に私の心はざわつきます。

何回も何回も病院に連れていきましたね。
親としては、「なにか私にできることはないだろうか?」と考えてしまいます。
痒がっていればアイスノンで冷やしてみたり、私の変顔でかゆさから気を逸らそうとしてみたり、傷口がジュクジュクしていたら市販の傷薬で消毒してみたり…
自己判断はあまりよくないですね。何も変わらず、むしろ悪化したようにも見えました。

冷やすのはあまりよくなかったみたいですね。必ず病院に行って、正しい対処法を教えてもらってくださいね!
チビ姫ちゃん乳児湿疹の症状は?
チビ姫ちゃんの湿疹は、乳児湿疹と脂漏性湿疹です。
湿疹は顔や耳の後ろ、首にも少し出ている状態です。
一番激しく出ているのは顔のほっぺです。
最初に載せた写真の通り、おかめさんみたいになっていますΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
湿疹のようなポツポツもところどころに見られますが、ほぼ真っ赤になっています。
あと、顎のあたりにも密集して出ていますね。
顎に出ているものからは透明な液が出ています。
服にもついていますが、こちらは黄色くなっています。
透明に見えるけれど、じつは黄色い液なのかもしれません。

膿でしょうか…。
この液体が、チビ姫ちゃん周辺の塵やごみをからめとり、寝起きにはそのまま膿が固まってへばりついています。
とても気の毒な状態でした。何とかしてあげたいっ!
乳児湿疹とは何?
乳児湿疹は、たいていの赤ちゃんが経験するものです。
うちの子どもたちは、大姫様(4)もチビ姫ちゃん(0)も、どちらとも経験しています。

私はすぐに治ったみたい。健康優良児です!

バブバブ~(まだ良くならない)
中には乳児湿疹がない子もいるようですが、私の周りでは稀ですね。
どんなに顔が赤くても「あ、乳児湿疹かあ~!早く治るといいね!ははは~!」とまあこんな感じです。みなさん慣れているくらいメジャーなものなのかもしれませんね。
赤ちゃんの顔や体にできる湿疹はすべて乳児湿疹と呼びます。
カサカサするものも、ベタベタするものも、ジュクジュクするものもぜ~んぶ乳児湿疹なんですね。
特に多い症状は皮脂分泌の多い、生後間もなくから3カ月ごろまで多く見られるニキビです。
赤いブツブツや化膿したもの、中に白いシンのあるものもありまして、ほっぺやおでこのあたりに多くみられます。
見た目はとってもかゆそうですし、痛そうな気がしますが、実はかゆみや痛みなどはなく、肌を清潔に洗っていればそのうち自然に治っていくものです。
細菌に感染すると大変なことになる乳児湿疹
乳児湿疹だけならまだ良いのですが、細菌に感染すると話は違ってきます。
湿疹をかき壊すなどして症状が悪化すると、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性もゼロではありませんから、気を留めておきましょう。
新生児ニキビが原因であれば1ヶ月程度で自然と治りますし、それ以外の湿疹でも1~2歳ぐらいまでに落ち着く場合がほとんどです。
湿疹があらわれた直後は不安になりますが、きちんとケアをしていれば治るので落ち着いて対処できるといいですね。
乳児湿疹対策 私たちは何をしてあげられる?
私が病院で教えてもらったポイントをまとめると、このようになります。
乳児湿疹対策 病院から教えてもらった方法
お風呂に毎日入る
保湿剤を上手に使って乾燥から身を守ること
母乳やミルクを飲んだ後の口元も濡れたままにせずふき取ってあげる
弱酸性の石鹸をしっかり泡立てて、泡でやさしく体を洗う
低刺激のベビー用ローションや保湿クリームを塗る
つめを切ってかきこわしを防止
お風呂に毎日入り、保湿を徹底する
乳児湿疹ケアの基本は「清潔」と「保湿」です。
お風呂に毎日入る、保湿剤を上手に使って乾燥から身を守る、これにつきます。
皮脂の分泌が多いときは、肌の表面に雑菌がつきやすいので、汗をかいたらガーゼでやさしく拭いてあげた後に着替えさせることだけでも、細菌予防につながります。
細菌に感染すると、今以上に症状が悪化して、見るに堪えないほどかわいそうな状態になります。
今の我が家のチビ姫ちゃんは、細菌が入って黄色い汁が出ています。

今のチビ姫ちゃんの状態は、細菌による感染。本当にかわいそうな状態です。特に保湿は大事だなと思いました。
母乳やミルクを飲んだ後のケア
母乳やミルクを飲んだ後の口元も、濡れたままにせずふき取ってあげます。
母乳やミルクの残りが顔についていると、そこから顔がただれてしまう可能性もあるんです。
私は濡れたタオルで押さえるように拭き取っていました。
自分の顔にコットンで化粧水を付けるときのように優しくです。
無添加&弱酸性の石けんで洗う
お風呂では弱酸性の石鹸をしっかり泡立てて、泡でやさしく体を洗うようにします。
石鹸のすすぎ残しがないようシャワーなどでしっかりと流してあげてください。
「洗うことより、すすぎの方が重要よ」と病院の先生に言われたことがあります。
石鹸の原材料が気になる方は、無添加であり、なおかつ石けんと水だけで作られたボディーソープがいいと看護師さんがおっしゃっていました。
例えばこのようなものです。
☟無添加 泡で出てくるベビーせっけん
やっぱり無添加が一番!
香料が入っていないからあまり良いにおいはしないし、新井上りがゴアゴアします。
けれども泡切れが良く、洗い上がりがさっぱりします。
保湿が大事!
肌が乾燥していると感じたら、低刺激のベビー用ローションや保湿クリームを塗ってあげましょう。
お風呂あがりは汗をかいていて乾燥しやすくなるので、きちんと保湿剤をつけてあげます。
空気が乾燥しないように室内の湿度を調節するのも忘れずにするとよいですね。
特に冬場は加湿器は欠かせません。

もし乳児湿疹の症状が出ていれば、病院でお薬を処方してもらえます。
我が家では「プロペト」という保湿剤をいただきました。
つめを切ってかきこわしを防止
つめはこまめに切って、かきこわしを防止しましょう。
湿疹にかゆみがあると、赤ちゃんが自分でひっかいて肌を傷つけてしまいます。
しかも遠慮なく。
そこに菌が感染して、化膿したりすると本当に見ているだけで辛くなります。
つめは短く、そしてまるく切って整えるといいですよ!
またかわいいミトンをさせるのもいいですね。
他にも、服の大きさに余裕があるなら、服の袖口をゴムで縛っておくという応急処置もあります。

うちの子はミトンをさせてもすぐに外れてしまっていたので、洋服の先を輪ゴムで縛っていました。
乳児湿疹 病院で処方された薬
ほっぺが「ジュクジュクしている」「患部をかきむしる」「赤みがひどくなった」ということで何回も病院に行きました。
これは3回目の病院に行ったときのお話です。
前回の診察のときは「赤みが激しい」ということで行きましたが、今回はそれプラス「ジュクジュク」「かゆみ」の症状です。
その結果、診察は培養検査と薬の処方でした。
培養検査は、綿棒で患部のジュクジュクを取って、菌がついているかついていないかを調べてもらいます。
検査結果は1週間後にわかるそうで、もう一度診察がてら検査結果を聞きに行くことになります。
もし菌が検出された場合は、「感受性検査」といって、どの抗生物質がこの菌に効くかをテストすることになります。
今回処方された薬はいつもの「プロペト」と「ゲンタマイシン軟膏」です。
プロペトは一般名がワセリンで、皮膚を保護する薬、つまり保湿剤です。
口に入っても大丈夫なお薬で、うちの大姫様の唇が荒れた時に唇に塗るようにと処方されたこともあります。

市販のリップクリームの原材料になているんだそうですよ。そのくらい安全なものです。身体全体に使えます。
保湿力は最強ですが、かなりベタベタしているので、手につくとハンドソープでもなかなか落ちないません。
でも布で拭きとるとキレイになることを最近発見しました。
洋服についても洗濯すればすぐに落ちる、とのことでした。

洗濯すればすぐ落ちるとのことですが、私の体感では落ちていない気がします…。
ゲンタマイシンは抗生物質の薬で、最近による感染症を治療するための塗り薬です。
細菌が増えるのに必要なたんぱく質合成を阻害してくれるので、細菌の増殖を防ぐことができます。
お風呂上りに「ゲンタマイシン→プロペト」の順で顔にたっぷり塗るように指導されました。
付けた後じっくり観察してみたところ、左のほっぺの赤みが、MAXの時の半分くらいに落ち着いたように感じます。
すごい威力だ…。
まとめ
乳児湿疹って、見た目は気の毒に思いますが、実は痒くないし痛くもないものなんですね。
おそらくうちのチビ姫ちゃんは細菌に感染しているので痒がっているんだと思います。
血が出るほど掻きむしりますから。
朝の寝起きに血がベッタリついている姿はもう見たくない!という思いです。
ほとんどの赤ちゃんはこれで落ち着いていくのですが、うちの子はここからさらに進化していきます。
その話は次回。
始まりは生後2か月の乳児湿疹からだった!
うちのチビ姫ちゃんの顔に異変が出始めたのは、生後2か月くらいの頃のことです。
よくある乳児湿疹がポツポツと出始めました。
長女・大姫様の赤ちゃん期にも経験していたことだったので、全く心配することもなく、放置プレイをしていました。
ところが…。
日を重ねるごとに何だかほっぺの赤みが増してきます。
そのうち痒がるようになり、掻きむしるとそこから血が…透明な液が…。
一晩寝ると布団に血やら黄色い膿みたいなものがついて、なんだか私の寝ている間に横では惨劇が起きているのです。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
朝起きると、夜に垂れ流した血やら透明な液が乾いて、そして周辺の埃もからめとってほっぺは大変なことになっています。

そんな痛々しい顔でにっこり笑顔を見せられると、なんだか胸が締め付けられます。
ここから病院に通うようになりました。
疑われたのは細菌感染による悪化、又はなにかのアレルギーでした。
アレルギー検査は生後6か月以降でないと出来ないような話をしていましたので、それまでは対処療法しかなかったんです。
本記事では1か月に何回も病院に通った、その当時の奮闘記を書いていきます。
恐らくこの治療は、アトピー性皮膚炎の時と同じ治療をしていただいているんだと思います。
さあ、この通院はいつまで続くのか…。
その時は「アトピーだ」とははっきり言われなかったんです。

「アトピーだ」とはっきり確信したのは、子どもが保育園に行くときの診断書でした。「アトピー性皮膚炎」と書いてあったのを見て「やっぱりそうだったか…」と思いました。
アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎とは、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる皮膚の病気です。
主な症状は「湿疹」と「かゆみ」で、良くなったり悪くなったりを繰り返し、なかなか治らないことが特徴です。
一般的に、6カ月以上(乳幼児では2カ月以上)続くと慢性と診断されます。
見ていただきたいのは湿疹の状態です。
アトピー性皮膚炎の症状
赤みがある
じゅくじゅくして引っかくと液体が出てくる
ささくれだって皮がむける
硬くなって盛り上がる
この状態だとアトピー性皮膚炎を疑って良いでしょう。

ばっ!ばばばっ!ばぶ~(私はほぼ全部当てはまってたよ)
アトピー性皮膚炎ではなくとも、なる可能性もありますので何かしら処置が必要です。
我が家のチビ姫ちゃんは、最後の「ごわごわ硬くなって盛り上がる」以外はすべて当てはまる状態で病院へ行きました。
アトピー性皮膚炎は左右対称にできることが多く、おでこ、目のまわり、口のまわり、耳のまわり、首、わき、手足の関節の内側などに出やすいようです。
どんな子がアトピー性皮膚炎になりやすいの?
アレルギーを起こしやすい体質の人が家族にいると、子どももでやすい傾向があります。
アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどの人がいる場合、その体質を受け継いで、やはりアレルギーを起こしやすくなることがあります。

病院に行くと「ご家族にアレルギー体質の方はいらっしゃいますか?」と聞かれました。
我が家では私が強いスギ・ヒノキアレルギー、いわゆる花粉症というやつです。
また、主人も昔はアトピーだったという話を聞きました。
遺伝という面から考えると、チビ姫ちゃんはアレルギー体質の可能性はゼロではありません。
アトピー性皮膚炎は日頃のケアが大切
アトピー性皮膚炎になると皮膚のバリア機能が弱まっているため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態になっています。
皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割をしていて外からの物質の侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。
この機能が低下しているわけなんですね。
皮膚のバリア機能はもともとの体質もありますが、皮膚を引っかいたりこすったりといった物理的な刺激や、汗、石鹸、大人であれば化粧品、紫外線などによっても低下します。
なので日頃のケアがとても重要になってくるんですね。
我が家の乳児湿疹格闘記
今回の診察してくださった先生はアレルギーがご専門の先生ですので、すごく心強い!
早速このアレルギー専門の先生に診察していただきました。
以前細菌検査をしていただいたのですが、その結果細菌に感染していないということでした。
以前乳児湿疹がひどくなった時に処方されたゲンタシン(細菌の繁殖を防ぐ塗り薬)はもうストップ、塗らなくてよいということになりました。

あれ?てっきり細菌に感染していると思ったのに…
この日に限って家じゅうがバタバタしていて、チビ姫ちゃんの洋服も替える余裕がなく、袖は夜中の掻きむしりで血だらけ。
顔も透明な(黄色味かかっている)汁に絡み取られたチビ姫ちゃん周辺のごみと共に、起きたまんまの状態で病院に連れて行ったので、先生の方も一目見てその重症さをわかってくださいましたね。
診断結果は「しっかりケアをしないと今後アトピーになる可能性があるので、今すっかり治しちゃいましょう」ということでした。
今、何かしら対策を始めないと、もっとひどい症状になるとのことです。
乳児湿疹が悪化した原因は何だったのか
私はひそかに、母乳が原因ではないかと疑っていました。
だって、大姫様(長女)の時にはここまでひどくなかったんですよ。
あのころとの育て方の違いは…食事ですね。ミルク混合か、完全母乳か。

チビ姫ちゃんは大姫様の時と違って完全母乳なので、何かのアレルギーが出ているのであれば私の責任です。もしや…私の毎日の楽しみであるアイスが原因か…。
アイスの楽しみを没収されてしまったら、私は今後、何を楽しみに毎日を過ごせばいいのだろう…とドキドキしていました。
このときの診察ではお咎めはなかったのでホッとしましたが、「食生活は和食中心で、贅沢なものを食べすぎないように」と指導されました。
結果的に原因はわからないけれど、とにかくこの症状を落ち着かせよう、ということで帰宅の途についたわけであります。
乳児湿疹が悪化した!病院で教えてもらったお風呂の入り方
病院での診察の後、看護師さんにお風呂の入り方の指導を受けました。
アトピーにならないためには清潔・保湿が欠かせません。
そこで注意を受けたことを書いておきます。

1日2回の入浴が義務づけられました!
アトピー性皮膚炎 身体の洗い方
石鹸はよく泡立てる
手で優しく洗うこと
シワのところも伸ばして洗う
よくすすぐこと
石鹸はよく泡立てる
固形石鹸は泡立てるのが面倒なので、泡タイプのボディーソープだと楽にできます。
使用するボディーソープの選び方が重要で、防腐剤・着色料・香料が入っていない物を選ぶようにしましょう。
これらの添加物は、赤ちゃんの肌には刺激が強いですからね。
例えば、原料は石鹸だけの無添加ボディソープがいいとのことです。
☟無添加せっけん 泡のボディーソープ

私が病院で見せていただいた現物に、イオンのお買い上げシールが張りっぱなしになっていたのが少々気になりました(笑)ああ、イオンまで買いに行ったんだなあ…(結構遠い)
水とせっけんのみでつくられた、香料・着色料・防腐剤などの添加物を一切加えていないボディーソープです。
手で優しく洗うこと
タオルなどを使ってゴシゴシすると皮膚に細かい傷がついてしまい、そこから症状が悪化する可能性があります。
なので、ナイロンタオルなどではなく、ママの手で洗ってあげるようにしましょう。
しっかりと泡立てたボディーソープで、撫でるようにして洗います。
私は直接赤ちゃんの皮膚に触らず、泡だけを撫でまわすようにしていました。
シワのところも伸ばして洗う
赤ちゃんであれば首、わきの下、お腹の下、手首など、ムッチリしていて隠れてしまっている皮膚があれば、表に出してしっかりと洗ってあげましょう。
洗わないでいるとそこが赤くなりただれて、細菌に感染してかわいそうなことになります。
チビ姫ちゃんは、特に首がただれてしまいました。
あとお腹の下のところ、足首、手首、太ももの真ん中(赤ちゃん特有の太もものシワ)などですね。
よくすすぐこと←これが一番大事
実はよくすすぐことが一番のポイントだったりします。
皮膚に石鹸が残っていると皮膚が悪化する可能性があります。
キレイなお湯でしっかりと洗い流してあげてください。
病院の先生は「シャワーを頭からかけて良いよ。赤ちゃんは自分で目を閉じるし、横から勢い良くかけないかぎり、水が耳の中に入ることはないからね。」と言っていました。
私は頭からはかけませんでしたが、主人は先生に言われた通り仕上げに、チビ姫ちゃんの頭からシャワーをぶっかけていました。
3日くらい連続でやっていたでしょうか。
そしたらチビ姫ちゃん、シャワーの音が聞こえると大泣きするようになってしまいました…。

そ~ら、みたことか。
優しく声掛けしながらゆっくり洗い流してあげてくださいね!
乳児湿疹が悪化してから病院で処方された薬
もしかしたらこれからアトピーになるかもしれない!と診断された後の、処方された薬は次の通りです。

子どもに処方された薬



亜鉛華軟膏やプロペトは毎度おなじみといった感じです。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
亜鉛華軟膏
赤ちゃんのお尻かぶれの時に多く処方されますが、亜鉛化軟膏は傷口を乾燥させる効果があります。
ジュクジュクした傷に用いられることが多いようです。
プロペト
プロペトは一般名を白色ワセリンといいます。
皮膚を保護する働きがあります。
薬剤師さんのお話によると、このプロペトは市販されているリップクリームの原材料として使われることが多く、口に入れても大丈夫な代物です。
乾燥しているところに塗る、保湿剤と考えてください。
実はちょっと悪知恵が働いて、保湿ってんだから私の顔にもいいんじゃないかと思い、実はやっちまいました。
保湿剤としてはすごい効果がありそうなのは分かりました。
でもね、べたべたしすぎです。こりゃ私には使えません。
赤ちゃんの肌に塗った後、手についたプロペトはいつまでもまとわりついています。
ハンドソープではなかなか落ちないですが、乾いたタオルで拭くとすぐに落ちます。
ロコイド
これは「ステロイド剤」というやつです。
ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にある)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。
体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。
アトピーの治療にはよく使われている薬です。
とても優れた薬ですが、使い方を間違うと副作用が出てくる可能性があるので、医師の指導に従って使います。
実は噂で「ステロイドは良くない」って話を聞いたことがありまして、処方するって聞いた時は正直動揺しました。
でも詳しく調べていくうちに、先生の指導の下正しく使えば副作用は心配なく、そして大変優れた薬だってことが分かったんです。
むしろ、使わないといつまでたっても良くなりません。

変な噂に惑わされてはダメですね…。このロコイドとは、長い付き合いになることを、この時の私はまだ知りません。
ステロイド薬の使い方 我が子0歳の場合
チビ姫ちゃん(0)の場合、毎日2回、人差し指第1関節とちょっとの量のロコイドを風呂上りに塗って、次に亜鉛華軟膏をたっぶり塗るように指導されました。
そのあとプロペトをたっぷり塗ります。
ロコイド
☟
亜鉛化軟膏
☟
プロペト
薬を塗るタイミングはお風呂上りすぐです。
まとめ
「すぐに塗ってください」と病院で念を押されたので、自分の着替えもしないまますっぽんぽんで、本当に一刻を争う勢いで塗っていますが、そこまでしなくていいかもなあ…と冷静になると思ってしまいます。
とにかく塗ることが大事、なんですね。
お風呂は午前中に1回、夕方大姫様が保育園から帰宅した後3人で2回め、入ることとしました。
結構きついねえ…。
まだまだこの格闘記は続きます…。
【アトピー奮闘記4】ネットで買った掻きむしり対策グッズは「チュビファースト」
病院の先生から勧められたかきむしり対策グッズを購入しました!
乳児湿疹と診断されると、子どもも大変ですが、ママも大変です。
1日2回の入浴と、たくさんの薬を塗る義務を課せられることもあります。

私がそうでした!
我が家の次女、チビ姫ちゃんは最初、1日2回の入浴義務と3種類の塗り薬を処方されました。

仕事が育児休暇中だったからできたものの、仕事復帰した今やれって言われたら…絶対無理な重労働です。
でも子どもの為!と頑張った甲斐があり、生後9か月になった今、完治とは言い難いですが当時よりは良くなっています。
さて、病院で処方された塗り薬以外にも、先生におすすめされた掻きむしり対策グッズがいくつかあります。
本記事では、チビ姫ちゃんの乳児湿疹が快方に向かったのに役立ったと思われる、病院の先生に勧められたグッズを2つご紹介します。
また、その後の検査結果なども。
病院で勧められた乳児湿疹掻きむしり対策グッズ
入浴後に薬を塗るまでは特に問題ありませんが、難関はそのあと。
掻きむしり防止をどうしたらよいかです。
せっかく塗った薬が、塗ったそばから取れてしまいます。
しかし、チビ姫ちゃんが自分の顔を掻いてしまうのはどうしようもありません。
「掻かないで!!!」と言ったって言う事を聞きゃしません、まだ生後3か月の宇宙人でしたから…。
ではどうしたらいいのでしょうか。
そこで、病院の先生におすすめされた掻きむしり対策グッズをご紹介します。
これからご紹介する掻きむしり対策グッズ2つは、病院で買ったのではなく、amazonで購入しました。
乳児湿疹治療に役立ったグッズ2つ
チュビファースト
ドクターミトン「かゆいっこ」
チュビファースト
チュビファーストとは、チューブ型の包帯です。
チュビファーストはアトピー治療に関して長い歴史を持つイギリスで確立され、日本で今大変注目を集めています。
知る人ぞ知る商品、といったところですね。
実はこのチュビファーストはネットでしか買えないそうなんですよね。
薬局では今のところ、販売されていません。
私はアマゾンで買いました。
☟チュビファースト(黄色)
病院では、このチュビファーストを顔にかぶせるように言われたんです。
チュビファーストの値段
私は3,240円の時に購入しました。
金額を見た時、いくら子どもの為とはいえ「高すぎやしないか?」と購入ボタンを押すのに躊躇しました。
しか~し!
これ、10メートルもあるんです!
長いです、かなり。
写真の横の長さは13.5㎝です。
【注意】チュビファーストにはサイズがある!
縦に走っている黄色い線は重要な意味があります。
実はチュビファーストには色々な種類があって、赤・緑・青・黄・紫があるんです。
わたしゃてっきり、この色は包帯全体の色で、選べるのかな~?と思って、チビ姫ちゃんは女の子だから♡と赤を注文しました。
いやいや、違うんですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
この色の違いはサイズの違い。
けしておしゃれの為のお色違いとはちがいますぞ。みなさんご注意を。
赤 生後4ヶ月未満の赤ちゃんの腕
緑 5歳未満の子供の手足
5歳以上の方の腕
青 5歳以上の方の脚
成人の腕
黄 子供の胴体・頭部
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紫 成人の胴体
危ない危ない、チビ姫ちゃんは顔に使いたかったので、赤にしていたら小さくて使い物になりませんでした。
速攻キャンセル、「黄色」に注文し直しましたよ。

アマゾンでは、スムーズにキャンセルができました。
チュビファースト(顔)の使い方
では次に、チュビファーストの使い方(顔ヴァージョン)をご紹介します。
まずは10メートルもあるチュビファーストを20~30㎝に切ります。

うちのチビ姫ちゃん(生後3か月)は20㎝ちょっとで十分そうです。
そして次に…
<図1>
先生には、赤いところを切り抜いて使うようにと言われました。
一度何もしないまま子どもにかぶせ、目、鼻、口に印をつけて外し、そこをハサミで切り取って装着させるんだそうです。
しかし、かぶせた我が子を想像すると愛せるかどうか不安になったので、もっと簡単に円にしちゃいました。
縦長の楕円にするのがポイントです。
そして伸縮性のことを考慮して小さめがいいですよ。
生後3~5か月くらいならLサイズの卵型くらいでいいのではないでしょうか。
うちの子の場合は縦8㎝、横5㎝と小さく切ってますが、装着すると…
↓チュビファーストを装着したチビ姫ちゃん
祖母がこの写真を見て「ドラミちゃんみたい」って言ってました。
頭のてっぺんは、かわいいゴムで結わえてあります。
小さめの楕円に切ったのに、けっこう伸びます。
うちの子の患部は耳の裏から耳の下付近なので、これでばっちりです。
もしほっぺがただれている様であれば、ガーゼでフォローもできますが、それだけだと赤ちゃんの手が届いてしまいます。
その場合は<図1>のようにやるしかありません。
チュビファーストのおかげで掻きむしって血だらけになる、ということはなくなりましたよ。
チュビファースト 洗濯を何回かしてみた結果
素敵なお値段するものですら、1回使ってゴミ箱にポイっじゃあもったいないな、なんて思ってしまう貧乏性の私。
洗濯をしてみちゃいましたよ。
1回目の洗濯でのチュビファーストはまずまず。
2回目でちょっとなあ…と感じ、
3回目のチュビファーストはこのお写真です。
↓3回洗濯したチュビファースト
けっこうキてますね。
ほつれっぷりがよく分かりますし、汚れも目立ちます。
正直「4回目の洗濯はないな…」と感じています。
画像のチュビファーストは、その役目を終えてごみ箱行き決定です。
3回も洗うと汚れも落ちきれませんし、なんてったってチュビファーストは10メートルもあるんだから、あまりケチケチしないで使いましょう!

結局、最後まで使いきれないほどの長さがありました。ガンガン使っちゃいましょう!
もし<図1>の切り方で使うのであれば、写真でも分かるようにほつれっぷりが半端ないので、恐らく目や口に糸が入ってしまうのではないかと思われます。
その場合は1回洗濯して使えるか使えないか…そんなところでしょう。
このチュビファーストをしようすれば掻きむしっても大丈夫、治りは早くなりますから是非使ってくださいね!
ドクターミトン かゆいっこ
アトピー肌対応、ひっかき防止のすべる二重ミトン「ドクターミトン かゆいっこ」です。
こちらも病院の先生に紹介していただきました。
↓日本パフ わんわんベビー ドクターミトン かゆいっこ WU
「ドクターミトンかゆいっこ」は、天然系抗菌防臭素材クラビオンを使用した、アトピー肌対応のひっかき防止のすべる二重ミトンです。
うちの子にはWU(生後3~15ヶ月頃まで)というサイズが適していますが、他にも月齢、年齢によってサイズが色々あります。
2枚のミトンがから滑りし、かゆみによるひっかき傷がつきにくくなるその構造は、内側ミトンにはお肌にやさしいクラビオン、外側にはすべりのよい天然系素材キュプラを使用するという仕組みです。
本人はひっかいているんだけど、実際は強烈な傷はついていないというわけです。
かきむしり対策グッズ購入 その後の経過
上の記事を書いてから2か月、いまだに病院に通っています。
今日までは2週間に1回のペースで通っていましたが、今後は1か月に1回のペースで通うことになります。

だいぶ良くなってきたことが分かります。
チュビファーストとロコイドのおかげで赤みはすっかりとれ、「うちの子ってこんなに色白だったのか!!」とビックリするくらいの肌の白さを露出しています。
新たに追加!薬を処方された!
乳児湿疹が悪化したころは1日に2回、ロコイドを塗って亜鉛華軟膏を塗って…という指示でしたが、それから2週間後に1日1回ロコイドとプロペトに変更になりました。
亜鉛華軟膏とはここでおさらばです。
さらに2週間後、プロペトは2日に1回となりましたが、どうしても耳下の赤みが取れないので、そこだけは毎日塗るように指導されました。

顔のほうは大分落ち着きました。
ところが!!!!
顔の時と似たような症状が、今度は頭、首の後ろ、ひじやひざの裏に出てきたのです…。
ジュクジュクしているわけではありませんが、まさに顔の症状と同じ。
そこで処方された薬が…




新たに2つの聞いたことがない薬が追加されました。
ニプロ(ペパリン類似物質油性クリーム0.3%)
身体全体に塗るために処方されました。
皮膚の保湿作用があり、皮膚の乾燥性症状を軽減します。
また、使用部位の血行を促進し、血行障害に基づく痛みや腫れを軽くします。
伸びがいいのでプロペト1に対しニプロ1で混ぜて、保湿剤として全身に塗るようにということでした。
今この記事を書いている時期は冬なのですが、外気が寒いとプロペトは固くなってしまって塗りずらいんですよね。
だから処方してくださったのかな?
確かに伸びがいいですね。
一応パッチテストをした方が良いとのことで、一度ニプロだけ体のどこか目立たないところに塗ってみて、1日経って赤みが増したりしないのであれば使用開始だそうです。
たまに赤くなっちゃう子がいるらしいんですよね。

ニプロは、これから長い付き合いになります。
スピラゾンローション0.3%
頭の赤みに対するお薬です。
合成副腎皮質ステロイドで、血管収縮作用、抗炎症作用などにより、皮膚の炎症症状を緩和してくれるお薬です。
液状になっているので塗りやすいですが、見た目は目薬みたいなので注意が必要です。
ロコイドより1段階強いステロイドのようです。
さすがロコイドより強いステロイド、頭の赤みは一晩で消えてしまいました。
すごい威力なんですね…。
まとめ
チュビファースト、まだ使ってますよ。
ただし、お薬塗りたての時から1~2時間だけにしています。
赤みが強い時は寝ている間も付けていますが、夜中につけっぱなしで寝るってのはなんだか怖い気がしています。
自分で外そうとしているので、もしも首に絡まったりしたらと思うと夜も眠れなくなるからです。
通気性があるのでこれで窒息するってことはないでしょうが、でも繰り抜いた楕円が、朝起きたらチビ姫ちゃんの頭の後ろまで動いていた時は冷や汗かきました…。
本当は1日中つけていた方がもっと治りが早いでしょうね。
でもチビ姫ちゃん、チュビファーストはお気に召さないようでして…。
とほほほ。
次の診察は1か月後です。
このころには、もしかゆみが収まらないのであればアレルギー検査ができます。
さてさてどうなる事やら…。
生後6か月 いよいよ血液検査の時がやってきた!
昨日、チビ姫ちゃんの6回目の病院検診に行ってまいりました。
ずっと乳児湿疹でお世話になっています。
始まりは軽い乳児湿疹から始まります。

乳児湿疹で悩んでいるお母様はたくさんいるようで、チュビファースト(チューブ型包帯)を被った赤ちゃんたちが、待合室にたくさんいました。
みなさん、先生の言いつけを守ってきちんと…
このように切って使っていらっしゃいました。

なので覆面赤ちゃんがゾロゾロいるという、初めて見た方はビックリされるだろう光景がそこに広がっていました。
ビックリされるけど、かきむしらないためにはこれが一番いい方法なんですよね。
さて、我が子の乳児湿疹で悩まれているママは孤独の戦いですよね。
「一生このままだったらどうしよう…」
私はそんなことで悩んでいました。
うちのチビ姫ちゃんは乳児湿疹が長く続くもので、もしかしたら何かのアレルギーかもしれないとのこと。
そこでアレルギー検査をすることになったんですが…
まあこれがかわいそうな結果になりまして…。
正直、乳児の時のアレルギー検査は、相当な覚悟をした方がいいという事をお話ししたいと思います。
アレルギー検査をすることになった、我が家の1日をご紹介します。

かなり衝撃的なものを見てしまい、いまだに動揺がおさまりません。赤ちゃんの採血は、ママは相当な覚悟をした方が良いと思います。
チビ姫ちゃんの現在の乳児湿疹の状態
担当の先生はいつもチビ姫ちゃん(次女)を見てくださっている先生で、アトピーがご専門の先生です。

バブ~バッバブブ~(生後6か月過ぎたよ)
今の状態は、けして良い状態とは言えません。
現在のチビ姫ちゃん
乳児湿疹の状態
ロコイド(ステロイド)は顔には毎日
スピラゾンローション(ステロイド)頭に2日に1回
ほっぺの下のあたりだけがジュクジュクしている
ロコイド(ステロイド)は顔には毎日
ロコイド(ステロイド)は顔には毎日、腕とヒザの裏、背中には2日に1回塗っています。

ステロイドを処方されているときは、定期的に病院に通って、塗る場所を先生に指示してもらいます。
何回か通っているうちに、どこにどのくらいのステロイドを塗ればいいかが分かってきますが、最初のうちは先生の指示通りにしていました。
本当は顔も2日に1回なのですが、この時期の乾燥で顔のジュクジュクがぶり返してしまい、1週間前からは毎日塗っています。
スピラゾンローション(ステロイド)頭に2日に1回
どうも頭が痒いようで、気が付けばいつもボリボリ掻いています。
大きな赤いボツボツが出来るときもあります。これが痒いんでしょうね。
スピラゾンローションを塗った翌日はとても頭皮がキレイになるので、すごい威力だなあと毎回関心してます。
ロコイドとスピラゾンローションは同じステロイドですが、スピラゾンローションの方が威力は強く、頭には塗りやすい液体なのです。
ほっぺの下のあたりだけがジュクジュクしている
他の部分は赤みもないのですが、ほっぺの下の部分だけ赤いんですよね。
そこだけジュクジュクして、体液で周囲の誇ゴミをからめとり、そのまま固まってしまっているという状態です。
これが両頬にある状態で病院に連れていきました。
ステロイドのおかげで多少は良くなりましたが、でもまだまだ完治までは程遠い印象です。
アトピーやアレルギーの検査は血液検査で行った
治りがあまり良くないので、採血をして検査をすることになりました。

採血は生後6か月からできるんだそうです。
ヒザのうら、お腹、背中、首、顔、頭…。
病院の先生に触られまくってもチビ姫ちゃんは気にする様子もなく、近くの看護師さんに愛想を振りまいています。

バブっバブっ!(何?これから何か楽しいことでもするの?)
結果、「もう生後6か月たったから、アレルギーの検査をしてみましょう。なにか引っかかるかもしれない」というお話でした。

これから惨劇が…。
赤ちゃんの採血に ママ 凍り付く
診察が終わり、待合室で待機中にふと思いました。

…採血か…。やっぱり注射器使うんだよね。針、刺しちゃうんだよね…でもまあ、予防接種の時は泣かなかったから大丈夫か!
予防接種はしたことが沢山あるけれど、血を抜かれるという経験はチビ姫ちゃんにはまだありません。でも、似たようなものだから大丈夫だよね、きっと。
ママの心臓の音は、周りに聞こえるかと思うくらい大きくなっています。
私の方が緊張してしまって、手が震えています。
どうやって乳児の採血をするんでしょう…。
さあ!採血の時が来た!
「チビ姫ちゃん、処置室へどうぞ~」
見るからにベテランすぎる看護師さんに連れていかれるチビ姫ちゃん。
これからどんな事が自分に起こるのか分かっていないチビ姫ちゃんは、相変わらず看護師さんに愛想を振りまいています。
私も、いつものようにチビ姫ちゃんについていこうとすると…
「お母さんは先に会計を済ませてきてくださいますか?」
とな。
あれ、今までにないパターン。
だいたい、注射針をブッ刺す時って、ママも赤ちゃんの頭やら腕やら押さえつける係にさせられませんか?
予防接種の時はいつもそうなんですが、どうやら今回は違うみたいです。

なんだなんだ????
私にはどうすることもできないので、看護師さんに言われるがまま会計に行きます。
待合室に響き渡る絶叫!
5分くらいで会計が終わり、処置室前の待合室にいると…
「ぎゃあああああああ~あんあんあん、ぎゃあああん。゚( ゚இ‸இ゚+)゚。」
我が子の雄たけび、いやいや泣き声が…。
やっぱ刺されちゃってるよな…そばに駆け付けた方がいいのかな…しかし処置室に勝手に入っていいのかな…。
明らかに私は動揺していたのですが、ここはひとまず心を落ち着かせるために呼吸を整える私。
それから10分経っても、泣き止みもしないし出てくる気配もないと、さすがに心配になりますよね。
まるで「おじいさん、この扉は開けてはいけませんよ。」と言われた、つるの恩返しのじいさんが禁断の扉を開けるときのように恐る恐る開けてみると…
そこにあった光景は…!!!!
赤ちゃんに馬乗りの看護師を見た!
生後6か月のチビ姫ちゃんに馬乗りになるベテラン看護師さん。
まさかの想像もしていなかった光景に、私、フリーズしちゃいました。
文字で書くと
「っ!!!!!」
って感じです。
「おかあさん、大丈夫だから外で待っててね~!」とベテラン看護師がおっしゃるので、フリーズしながらも必死に足を動かそうとする私。
大声で泣き叫ぶ我が子。
もう心臓がバクバクしてました。なんだろう、この気持ち。
見てはいけない物を見てしまったような感覚です。
と同時に妙に納得しました。
「だから私に会計に行ってもらったのか。この姿はママには堪えられないから。」
確かに私、大ショック受けてます。

赤ちゃんが採血中、その扉を開けてはいけません。
血管が細く、採決にてこずったらしい
チビ姫ちゃんはというと、赤ちゃんは脂肪が多いうえ、血管が細いのでなかなかうまく採血できず、両手の甲に針のあとが数か所残るという結果になりました。
検査結果は1週間後に出ます。
今回の診察で処方された薬
前回の診察とほぼ変わらない症状ですが、ひとつだけ悪い変化がありました。
目の際にも赤いポツポツができていたんです。
それ専用の塗り薬を処方していただくことになりました。
薬がもう1種類追加、計5種類の塗り薬です。ひぇぇぇ~。
他に、よだれかけの着用禁止、洗濯の時の柔軟剤使用禁止令が出ました。
よだれかけの事は柔軟剤とも深くかかわっていて、柔軟剤って洗濯しても衣服に残りやすく、これで肌が荒れる子も結構いるらしいんですよね。
その柔軟剤がよだれかけに付着して顔に付いて…というのが原因で良くならないのかもしれないとの事でした。
今回の診察でチビ姫ちゃんが処方された薬は、前回と同様、
・ロコイド
・スピラゾンローション
・ヘパリン類似物質油性クリーム「ニプロ」
これにプラスして
・プレドニン眼軟膏
という塗り薬が処方されました。
これは目の炎症を押さえるためのステロイドで、チビ姫ちゃんの目の際に塗る用に処方されました。
薬剤師さんの話では、直接目に入っちゃっても大丈夫とのことでした。
綿棒で塗るのが良いらしいのですが、私、超不器用なので手で塗ってます。目に刺しちゃったら危ないですもんね。
まとめ
次回は来週、いよいよアレルギーの検査結果がやってきます。
そして塗る薬が多すぎて覚えきれないということで、主人はチビ姫ちゃんへの薬塗りの仕事は放棄しました。なにせ5種類あります。
確かにこれだけたくさんあると覚えずらいです。
ニプロとプロペトは混ぜて使うってのも覚えるのを難しくしている要因ですね。
いいですよ。私がやりますよ。いえ、私にやらせてください。
今回の病院でも経過は良くなった、とは言えない物でした。
乳児湿疹を治りにくくしている要因は、空気の乾燥と、チュビファーストという筒形の包帯をチビ姫ちゃんは嫌がり、着用しても速攻で取る技を身に付けたということです。
即3秒、瞬殺です。するっと取ってしまいます。
なかなか思い通りにはいかないものですね。